秘密の陰陽師 【壱】



「ひ…っく…」




「少し落ち着いたか?」





「あ…り…がと…」







「お礼なんて言わなくていい。
俺はなにもしていない。

辛い時は泣いていい。頼っていい。
甘えていいんだ。
人に頼ることも立派な強さだ。
いいか?これからは俺に頼れ。
俺に甘えろ、俺には強がるな。いいな?」





そう言うともう一度優しく抱きしめてくれる
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