再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
本当に泣きそうになる。


瑞のいない未来なんて…


絶対に、嫌だよ。


『…そうだな、ごめん。ずっと側にいるから。ずっとずっと…一緒にいような。それが俺の願いだから』


優しく手を握ってくれる瑞。


あなたの優しさは、子どもの頃から何も変わらないね。


幼なじみで、大好きだった瑞。


今はもう、私のかけがえのない何よりも大切な人になってる。


菅原総合病院の院長になっても、謙虚で誠実で真面目で優しいあなた。


いつかは、優希も一緒にそこで医師として働くことになるだろう。


2人が頑張ってるから、私も家事や仕事、いろいろなこと全部頑張っていける。


すごく力をもらってるよ、毎日毎日。


私達は、これからも家族で仲良く生きていく…


まだまだこの先、どんな困難があったとしても、助け合い、支え合って、乗り越えていきたい。


瑞…


私の中にあるあなたへの愛情、それは…


一生尽きることはないよ。


これから、おじいちゃんとおばあちゃんになっていくけど…


それでも…私を愛してね。


絶対だよ…


約束ね。
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