私が愛した人は…

鈴side

「この指輪とこれとこれ。1度見てもいいですか?」

「かしこまりました。少々お待ちください」

自宅安静期間が昨日で終わり、日曜日。

結婚指輪を買いに来た。

カタログを見ていくつか候補がでて、実物みて決めようってなった。

一生物だしね。

店員さんが指輪を持って戻ってきた。

んー、どうしよう。

婚約指輪シルバーだから、色はシルバーにして…。

ダイヤモンド1周してついてるから、結婚指輪シンプルなのがいいかな?

「暁さん。これにします」

「シンプルでいいな」

選んだのは、シルバーで1粒だけダイヤモンドがついてるシンプルな指輪。

「これ、内側に刻印とかできますか?」

暁さんが、店員さんに聞いた。

「出来ますよ。こちらに、刻印されたい文字をお書き下さい」

刻印する文字は、2人の名前って決めてたので紙に書いた。

「来週の日曜日までに出来ますか?」

「かしこまりました。では、少々お待ちください」

店員さんは、会計の準備をしにいった。

「日曜日、途中で仕事抜け出すからその時取りに来ような」

「わかりました」

会計を済まし、お店を出た。

久しぶりに、外でお昼食べることにした。
< 288 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop