私が愛した人は…
第9章
「ご結婚、おめでとうございます。こちら、お預かりしますね」

11月22日。

市役所に、2人で婚姻届を提出しに行った。

私は、四條 鈴になった。

暁さんの、奥さんになった。

今日は、暁さんがホテル予約してくれてるので、ホテルに向かった。

「うわぁー…。凄いお部屋。景色もとっても綺麗」

暁さんは、最上階のスイートルームを予約してくれてた。

部屋はとても広くて、ソファーあるし、部屋でご飯食べれるような机と椅子もあるし、バルコニー付きだし、お風呂も景色が見れるビューバスになっている。

海もあって橋も見えるし、近くに水族館があって観覧車があるから、夜景も絶対綺麗だろうな。

クリスマスデートの時に泊まったホテルもスイートルームで凄かったけど、こっちのホテルのが凄すぎる。

「鈴、こっち」

暁さんは、ベッドに座ってリングケースを持っていた。

私が左手をだすと、結婚指輪をはめてくれた。

私も暁さんの左手の薬指に、指輪をつけた。

「これからもよろしくな」

「こちらこそ」

キスをすると、そのまま押し倒された。

「1ヶ月ぶりだな」

「ずっと待ってました」

「俺もだ。今日は、覚悟しとけよ」
< 296 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop