サイボーグ男と不器用女(2/10番外編追加)
日常【番外編】
「…お、はようございます」


「おはよう」


…飲んでた記憶はある。


正確には、飲み始めてた時の記憶まで…。


それなのに、どうして今、御影さんのベッドで目覚めたか、そこまでの記憶がない。


「二日酔いは?」


その問いに、一瞬考え、


「頭痛とかしないです」


すこぶる健やかな朝なのだけれど、じっと見つめる御影さんの視線が痛い。


これはまた、″起きるまで見てた″パターンだ。


「あの、…えーと、居酒屋で飲んだ後…記憶が…」
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