幼なじみ社長は私を姫と呼んで溺愛しています
2.姫を守るのは俺の役目だ
翌日、一緒に受付をしている1歳下の住田ちゃんは私が来るなりニヤニヤして声を潜めた。
「どうだったんですか?お見合い。いい人でした?」
「いい人かもしれないけど顔は最悪。身体はメタボ。親が言ってたのと全然違った」
「えーっ」
住田ちゃんは恐れおおのくような声を出す。
「…でも、結婚は決まりなんですよね?」
「ううん。その点は解決したの」
「は?」
「ほら、8時半だよ。仕事仕事」
住田ちゃんは納得いかないようだけど、8時半になったら仕事モードに切り替える。
どんなに憂鬱でも、どんなに眠くても、たとえ熱があろうとも、私たちはここで笑顔を向けるのが仕事だ。
でも、今日に関しては自分でもバカらしいと思うくらいに気持ちが晴れ晴れしている。
高見沢さんのことが解決したことでスッキリしたのだろう。
…それと、千紘と結婚することを嬉しいと思っているからなんだと思う。
昨日15年ぶりに再会したばかりだというのに、我ながらぶっ飛んでいる。
あのぶっ飛んだ人たちの中にいたら、私も神経がおかしくなるのは当然のことか。
「どうだったんですか?お見合い。いい人でした?」
「いい人かもしれないけど顔は最悪。身体はメタボ。親が言ってたのと全然違った」
「えーっ」
住田ちゃんは恐れおおのくような声を出す。
「…でも、結婚は決まりなんですよね?」
「ううん。その点は解決したの」
「は?」
「ほら、8時半だよ。仕事仕事」
住田ちゃんは納得いかないようだけど、8時半になったら仕事モードに切り替える。
どんなに憂鬱でも、どんなに眠くても、たとえ熱があろうとも、私たちはここで笑顔を向けるのが仕事だ。
でも、今日に関しては自分でもバカらしいと思うくらいに気持ちが晴れ晴れしている。
高見沢さんのことが解決したことでスッキリしたのだろう。
…それと、千紘と結婚することを嬉しいと思っているからなんだと思う。
昨日15年ぶりに再会したばかりだというのに、我ながらぶっ飛んでいる。
あのぶっ飛んだ人たちの中にいたら、私も神経がおかしくなるのは当然のことか。