私の敵が味方に
ホナミside
ホナミside

目が覚めて時計を見ると21時になっていた

点滴もはずされている

コンコン

ドアのノック音が聞こえ返事をするとハルトさんが入ってきた

「ゼリー食べてから薬飲もう」

「はい、ありがとうございます」

高そうないちごゼリーだ…

「無理しなくていいからね」

「はい」

起き上がり、ゼリーを受け取る

ハルトさんは電話がなり、部屋からでていった

一口食べると美味しさに驚き、全部一気に全部食べてしまう

戻ってくると私がゼリーを完食しているのをみて嬉しそうだ

「美味しかった?」

首を縦に振る

「よかった」

薬を渡され、水で飲み込む

「ざやく入れるから、窓側みて横になって」

「えっ…もう少し後がいいです」

「すぐに終わらせよう」

無理矢理体を横に向けさせられ、下半身にタオルをかけられる

「下げて」

首を横に振り拒否すると、無理さげられた

「口呼吸だよ」

「痛っいー」

ざやくがこうもんに入ってくる

「力抜かないと全然入らないよ」

「できないっ」

「リラックス」

「もう、終わり……!」

「終わってないよ、息をふぅーして」

「ふぅーっ…っ」

「上手、終わった」

「もうしたくないです…っ……」

「そうだね、ケーキの選考会は別の日にできたの?」

「はい、1ヶ月後になりました」

「よかったね、ゼリーまだあるけどたべる?」

「食べたいです」

「ぶどうとみかんとりんご味があるけどどれにする?」

「みかん味が食べたいです…」

「もってくるね」

今まで食べた中で1番美味しいゼリーだった

1個いくらするのかな…




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