Still In Love
「なんで、そんなに不機嫌なんだよ?」
「別に」
ぶっきらぼうな口調で一言だけ返し、ずっと苛立ったままの私。
「このラーメン屋、めちゃくちゃ美味いんだよ。まあ⋯⋯店はボロいけどさ」
わざわざ言われるまでもなく、誰が見ても、このラーメン屋はボロく、店内はガヤガヤとやかましい。
おまけに、今の時代には珍しく喫煙可なので、タバコ臭くもある。
禁煙に成功した私にしてみれば、他人のタバコ臭さや受動喫煙なんて、最悪以外の何でもない。
運ばれてきたラーメンは、確かに、美味しかった。
「美味いだろ?絶対、ナミの口に合うと思ったんだ」
スギヤマは嬉しそうな顔で言うが、彼は私の苛立ちを、全くわかっていないようだ。
「別に」
ぶっきらぼうな口調で一言だけ返し、ずっと苛立ったままの私。
「このラーメン屋、めちゃくちゃ美味いんだよ。まあ⋯⋯店はボロいけどさ」
わざわざ言われるまでもなく、誰が見ても、このラーメン屋はボロく、店内はガヤガヤとやかましい。
おまけに、今の時代には珍しく喫煙可なので、タバコ臭くもある。
禁煙に成功した私にしてみれば、他人のタバコ臭さや受動喫煙なんて、最悪以外の何でもない。
運ばれてきたラーメンは、確かに、美味しかった。
「美味いだろ?絶対、ナミの口に合うと思ったんだ」
スギヤマは嬉しそうな顔で言うが、彼は私の苛立ちを、全くわかっていないようだ。
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