永遠の約束を交わそう
手紙を書き終えると、しばらく机に伏せ、静かに涙をぬぐう。
 

部屋には波の音も風の匂いもない。
 

ただ、今日までの思い出と、明日に向かう決意だけが、胸の中で静かに揺れていた。
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