幼なじみは狐の子。2〜ドキドキの三角関係と異世界ワープ〜





 道を降りていくとそこには恋たちの住んでいる所とあまり変わらない街並みがあった。
 コンビニがあり郵便局があり小さな店店が並んでいる商店街。
 道行く人にも特に変わった所は無かった。


 宗介が通りすがりのお婆さんを呼び止めた。

 

「すみません!」

「あら……どうかしましたか?」

「ここってどこなんですか?。……僕たち、爆発に巻き込まれて、気が付いたらここへ来ていたんですけど。何ていう場所なんですか?」

「ここは……です」

 

 お婆さんは聞き慣れないカタカナを言った。

 

「もしかしたら異世界に来ちゃってるかもっていう話で、僕たちすごく困ってるんです。」

「そういうことでしたら……」


 
 お婆さんは振り返って道をまっすぐ指さした。


 
「魔法協会に行くと良いですよ。あそこで異世界人さんを保護しているって聞きますから。」

「魔法協会?」

「ええ、道なりに行って左です。大きい建物だから間違えないと思いますよ。」



 恋たちは歩いていった。



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