ほっとけないよ
ゆるキャラとお昼ごはん。
「お昼だー!!」
午前中の授業の終わりを告げるチャイムが、リンゴーン、リンゴーンと鳴り、
「ヤマシロくん、
今日は学食行く!? 購買行く!?
寝てるー!!」
ヤマシロくんは通常営業 -
「お茶を、」
「それだけでお昼済まそうとすんな!!」
「……あ」
ヤマシロくんが、
のっそ、のっそ、と、
今起きたばかりのカタツムリのように廊下へ行き、
ピンク地のパッチワークのかわいいトートバックを持って、のっそ、のっそと帰ってきた。
廊下でお供え物(差し入れ)もらったのかな。
「食え」
「!!」
ヤマシロくんが机の上に広げたのは年代物らしい紫色のふろしき。
そして、中から出てきたのは、
塗りの三段重!!
俺は思わずポカーンと口を開けてしまう。
午前中の授業の終わりを告げるチャイムが、リンゴーン、リンゴーンと鳴り、
「ヤマシロくん、
今日は学食行く!? 購買行く!?
寝てるー!!」
ヤマシロくんは通常営業 -
「お茶を、」
「それだけでお昼済まそうとすんな!!」
「……あ」
ヤマシロくんが、
のっそ、のっそ、と、
今起きたばかりのカタツムリのように廊下へ行き、
ピンク地のパッチワークのかわいいトートバックを持って、のっそ、のっそと帰ってきた。
廊下でお供え物(差し入れ)もらったのかな。
「食え」
「!!」
ヤマシロくんが机の上に広げたのは年代物らしい紫色のふろしき。
そして、中から出てきたのは、
塗りの三段重!!
俺は思わずポカーンと口を開けてしまう。