Au Revoir―再会―
「俺、若菜と付き合いながらすごく悩んだ時期があったんだ」
「……?」
「自分は医者を目指しながら、実はロリコンなんじゃないかと思ってさ」
「はっ?えっ、ロリコン!?」
突然、何を言いだすの。
謙って、実はそんな人だったの?
優秀なドクターとか言いながら、実は幼い小・中学生が患者としてやってきたら興奮しちゃう変態男だったの?
いやー、そんな男だったなんて。
もしかして、あたしって見る目がなかった?
「そんなに驚くなよ。変な意味じゃないよ」
いや、誰が聞いたって、変な意味に取れるよ。
あたしは、なぜか後退りした。
「誤解すんなよ。七海、よく聞けよ! 」