強迫性狂愛

転校生


―――……


「百花」

「紅っ!」


紅が海外から帰ってきたのは、夏休みが終わる3日前のことだった。


久しぶりの再会に嬉しくて飛びつけば


ぎゅっ、と抱きしめられた。


「紅……?」

「ごめん」

「………」

「百花の辛い時、側にいてあげられなくて…」


ふるふる、と首を静かに振った。


「……ごめんね…」


紅の本当に申し訳ない感情の溢れた言葉に、こっちまで涙が零れてきそうになる。

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