桃橙 【完】
愛しい君

――…



大柄なスーツを着た男が空港を駆け抜ける。


着いた先は―…



「宗元さまっ!!」



その大きく響く声に周りにいた人間までもが振り向くほどだった。



「…蔵宇都」



総は、驚いたかのように蔵宇都の方へと足を向ける。



「どうして、ここに…」



ただごとではない形相をする蔵宇都に総の顔が自然と歪んだ。
< 232 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop