---------------年が明けた。







正直、早川さんから『あけおめメール』が来ると思ってた。







夜になって、あと2時間で元日も終わるというのに、早川さんからは一切音沙汰がなかった。







早川さんからしたら、オレにそんな事をする義理などないし、したくもないだろう。







オレ、早川さんに酷い事いっぱいしたし、いっぱい言ったし。







早川さんの事、『ウチの親父と不倫するようなろくでもない女の、ろくでもない娘』初めはそう思ってた。








でも、早川さんと接しているうちに、早川さんの優しさ・一生懸命さに触れて、そんな気持ちも消えてった。







「・・・・・・・・・・早川さん、今何してんのかな」







勉強する手が止まる。







シャーペンの代わりに携帯を握る。







親指で画面をスクロール。







「・・・・・・・・・・・声が聞きたいな」









親指が『早川莉子』のアドレスを捉えた。

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高校生  イケメン  不倫  切ない  青春  出会い  泥沼  愛憎    浮気 

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