溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
▼BOYS-6-:PRINCESS

甘いくちづけ: 麗side




「俺、姫の事好きだから」


仁斗が資料室で突然そう言い出したのは、文化祭明けの事だった。


仁斗に告白されたとはいえ、まさかこんな所で、しかも和気あいあいと談笑してたこのタイミングでそれを言われるとは思っていなくて、思わず食べていたメロンパンを噴き出しそうになる。


他のメンバーと言えば、目をまん丸にさせてたり、苦笑いをしていたり、無表情だったり──と、まあ、色々だ。


「ちょ、ちょっと仁斗何言って……!」

「本当の事だし」

「そ、それは」

「──それは、俺への宣戦布告か。仁斗」


それはそうだけど、そういうことじゃなくて、と言おうとした私の声を遮った、凛とした声。


見れば、私の隣で雅が真っ直ぐ仁斗を見つめていた。


仁斗はそんな雅を見つめ返すと、口端を吊り上げて、意地悪そうに笑んだ。



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