すごく、勉強になりました。
愛し愛される、ってお互いに思いやることだったり。

とくにほうすけ目線の独白は、深くて、本当に感心してしまいました。
って書いててなんて自分は浅いのかなぁって恥ずかしくなるほど。

読みたかった結婚、新婚後の心理的な変化の洞察が鋭すぎて、エッチなシーンばっかりなのに、神聖で人間の自己肯定観を深めるのは、欠けたピースが埋まるように、対になるべき恋女房が不可欠だったんだな、ほうすけくんには。って、ほうすけくんのお母さんになったかのように、安心して嬉しくなりました。
ニヤニヤ読んでしまいました。

ほーんと、お腹いっぱい❤
ありがとうございました＼(^-^)／

前作の「三十路～」の続編である本作。

遠距離恋愛になった二人はSkypeでやりとりする辺り、今時のカップルと微笑ましい。

同じ方向性『結婚』に向かっているものの、体温を感じることの出来ない距離にいるもどかしさや、本音で語り合うことの難しさを、この二人は教えてくれる。

全編通すと、泰ちゃんが法さんをスルーしてきた事情も気持ちも良く分かるのだけれど、彼女の鈍さに苛立つ法さんが何とも、イタカワイイ。
法さんの胸の内は、泰ちゃんに対する『深い愛』を認めてしまえば溢れ出てくるようで。

三十路を過ぎたからこそ、寄り添う人生を選べた二人はハッピーエンドが良く似合う。

出来れば前作も併せ、法さんの初恋の行方を楽しんで欲しい。