ツンデレ彼氏をデレさせろ。

LASTCASE ナイチンゲール症候群事件。




ーそれから。
李斗を好きになってしまった私は、
アピールを始めました。



とりあえず、情報を集めて、集めて。




分かったのは、
昼休みに友だちと屋上で
ご飯を食べているとゆーこと。



ってなことで、
様子を見に行ってみると。



ーな、な、な!!!なんと!!!
李斗は一人で食べているでは
ありませんか!!!



よっしゃ、ラッキー!!!



ってなことで。
李斗と接触をしました!!!



『棗君、ご飯一緒に食べていい?』



『……………。』



無言で睨まれました。(てへ
あの笑顔は何だったんだ…。



『と、隣にいるだけだから!
静かにしてるし!!』



怯みながらも、なんとか、
言い切った。



『……………。』



無言だったけど、
私は、その無言を了承だと捉え、
(自己解釈www
居座ることにした。



ー何でだろーね。
本当に二人とも無言なんだけど。
すごく幸せな気分になってた。
好きな人の隣に居られるだけで、
何故かすごく幸せになってた。



ーごはんが、終わり、
李斗は立ち上がった。



『…こんなんでいいなら、
別に来てもいーけど。
火曜と金曜だけにして。
他の曜日は、ダチ、いるから。』



ーそう言って去って行った。



そして、私は一人、
李斗の隣に居る許可が下りて
一人で喜んでいた次第です。



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