翌朝、鏡の前に立つと腫れは大丈夫のようだ。


顔を洗い、触ると痛いがコンシーラを使って丁寧に痣を隠した。


上からファンデーションを重ねると


「た…多少はいいかな?」


かなり無理もあるがマスクをするので大半は隠れる。


フラワーショップに出勤するとすぐに


「風邪?」って言われたけれど


「転んでぶつけた。」っていうと


「手は出なかったの?」なんて呆れた声で言われ


「手をつく前にあった棚に強打した。」と話したら痛そうな顔しながらも笑ってた。




開店の準備が終わり、佐和子さんの家へ行く準備を整えはじめた。




佐和子さんの家へ着き、門が開いてから車を停めて


バックミラーで一度痣の状態を確認してから車を降りた。


いつものように

「おはようございます。」と声をかけると


「おはよう。」

佐和子さんが出てきた。


「あれ…結衣ちゃん風邪?」と心配顔で


置いてあるスリッパに履き替えながら


「それが転んでぶつけちゃってひどいことに…」



リビングへと歩きながらそう言うと



「どれ見せてごらん。」とマスクをちょっと下げられた。


「うわっ…」



「何…結衣ちゃん怪我したの?医者行った?」



やはり由香里さんが来ていて私の頬を見ると顔を歪めた。

この作品のキーワード
極道  若頭  ヤクザ  再会  恋愛  溺愛  イケメン  大人の恋  独占欲  バリトン 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。