「うはー。」なんて声が聞こえて目が覚めてきた。


「隼の寝顔なんて何年ぶりに見たかしら。」


「俺も見てねーな。別に見たくもねーけどよ。」


そんな声に意識がはっきりとして慌てて隼から離れようとしたけれど


もっとぎゅっと抱きしめられて身体が熱くなる。


バンバンと隼の背中を叩き隼を起こそうとしたけど


「ほっとけ。」なんて擦れたバリトンにもっと身体が熱くなる。



ぁ…ぁ… 

少し声が出るようになったかもしれない。


呼吸もずいぶん楽になった。


「隼…恥ずかしいから離して。」


「結衣、顔真っ赤。」笑いながら、


「ちょっと声出るようになったな。」耳元でのバリトン。


「うん。みんないるみたいだから離して。」


お願いするとやっと手を緩めてくれたから顔が赤いのはわかっているけど
起き上がり、みんなの方を向いた。


ソファーや床に、春香さん大和さんがいて


隼によく似た顔の人もいた。

奏さんかもしれない。


優しい顔をしたときの隼の顔に似ていたから、にやつきそうになった。


ドアのところには由香里さんがいて


「結衣ちゃん眠れた?」と声をかけられたから


「はい。」ってまだ小さい声だけど返事をした。



この作品のキーワード
極道  若頭  ヤクザ  再会  恋愛  溺愛  イケメン  大人の恋  独占欲  バリトン 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。