【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀


「誰かいたらどうするの」


隼の事を睨むと


「いねーよ。見せるかよ」って言うから


「フンッ」って言ってシャワーを浴びた。


急いでシャワーを浴びるとピンクのバスローブを着て


ドアを開けるとキョロキョロ回りを見回した。


それから隼の部屋へ猛ダッシュ。


隼もシャワーを浴びに行っているのがわかっていたから先に戻りたかった。


急いで着替えを拾い集めるとまたキョロキョロ見まわしてから自分の部屋へ戻り、出かける仕度をした。



時計を見たら時刻は16:30


やばい。


「隼!仕度終わった?」


「出るか?」


「うん。急がないと」


コートを着て用意した荷物を抱えて行くと


隼が持ってくれたから


2人で小走りで玄関に向かい


植木さんに「いってきます」と声をかけ


隼の車に初めて自分から乗った。


それが何だか可笑しくて


「自分で乗ったの初めてだ」


隼も笑っていて運転手さんも笑ってた。


植木さんや、角田さん、小宮さんに


「いってきます」と手をふり




3か月ぶりの外出だった。







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