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通夜、告別式、仏様になるための準備期間の四十九日が終わった。

もうひかりはいないのだと吹っ切れたのは、その日が境だった気がする。

親友を亡くし心の中がぽっかりと穴が開いてしまった……その寂しさを紛らわせてくれたのは、翔平とクラスメイトの玲奈だった。

活発な性格で先生からも頼られる存在の玲奈は、サッカー部のマネージャー。

我が校に女子サッカー部があればやっていたくらい運動神経のよいボーイッシュな彼女だ。


日曜日、家族で早い夕食を食べ終え、ごろごろとソファに寝そべりテレビを見ていたあたしは思いがけない人から電話をもらった。

その人はひかりのお母さんだった。

ひかりの四十九日から数日後が経っていた。

形見分けをしたいから来られないかと言われ、あたしはひかりの家に向かった。

ひかりの家まで歩いて10分。

パパに送ろうかと言われたけれど、自転車で行ってくると言って家を出た。

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