それでも僕は君を離さない
α.ターゲット
~プロローグ~

『今すぐ声が聞きたいの。』彼へ送信。

『無理、まだ仕事中。』彼からの着信。

私は携帯を手にベッドでうとうとした。

しばらくして着信。

『残業終わった。これから寄る。』

眠くて彼を待てないかもしれない。

案の定私は寝てしまい

彼が鍵を開け

ドアを閉めても気づかず

寝顔を見られて

私は目覚めてから損な気分を味わうことになる。

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