みつばちとはちみつ
* 第9章 *
×× ヒロ ××


「ヒロ、おはよう!起きて!
遅刻するよ!・・・ヒロ!」


…くうの声がする。いい夢〜…じゃないのか?
ゆっくり 目を開ける…

「・・んあ?・・くう・・ふふ・・」

「ふふっじゃない!起きて!ヒロって!時計見てよ!」


…時計?
「・・ん〜・・やばっ!」

「もう!早く 支度しないと。」

「ああ、すぐ済ます。待ってて!・・・その前に、」


ちゅっ・・おはようのキス。


「・・早く!」

「はい、はい。」


朝、くうは自転車で俺の家まで 迎えに
来る。いつもは 支度も済ませてて すぐに 家を出るけど……二度寝した


たまに 寝坊する俺を 起こす為、いつも
少し早めに来る くう。

布団に入ってたら 部屋まで来て 少し
いちゃいちゃできるかも…

と、 バカな事を考えて 本当に 寝てしまうとは…

もっと キスしたかったのに!


いつになったら2人きりになれるんだ⁈


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