Kissから始めよう

恋をするってスゴい、と思う。

昨日までどうでもよかった下着や服が気になって仕方ない。


一緒に買い物したりする友人も居なかったから、彼と約束がない日に買い物をしたりして。


その日もそうだった。


雄輔は会議で帰りが遅くなるから、とメールをくれていた。


ブラブラとショッピングモールを見て歩く。


「あ、藤ヶ瀬さん!!」


そう声をかけられて、振り向いた。



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