レンタル彼氏を使ってみました(仮)



「失礼いたします」



次の瞬間、触れられる唇。



隙間から何かを入れ込まれた。



甘い……苺の…飴……



「お気に召したでしょうか」



何もなかったかのようにニコリと笑いかける。



「あなた、私の執事よねぇ?」


「左様でございます」


「何をしてもらおっかな~。とりあえず、一発殴っていい?」



すぅーっと血の気が引く彼の顔。



「やっぱ、や~めた。お前の執事なんて心臓がいくつあっても足りねぇわ」



すると彼は一目散に私の部屋へと逃げていった。



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