極道の男につかまって

龍雅side



あの日以来、毎日愛菜はうなされるようになった



「たすけてッ・・・・たすけ・・・てッ」


泣きながら、そう言ってくる



できるだけ、強く抱きしめる・・・・・


安心できるように



「大丈夫だ・・・大丈夫」


見ているだけでも、きつすぎる・・・・


どんなに、抱きしめてもおさまらない時もあった


こんなになるまで、愛菜のことを苦しませるなんて



許さねぇ ぜってぇ許さねぇ


潰してやる


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