仕事しなさい!
「大丈夫だよ、からかってるみたいなんだ。この子」
私は苦笑いをしてみせる。
「だと、いいんですけど。確かにあいつ、よく3課に行ってるなぁ。マジで倫子さんに手ぇ出す気かも」
さすが弓枝ちゃん。
去年、29歳で大学から付き合ってた彼とゴールインしたしっかり者。
よく、見てるわ。
「あ、もしかしてお昼も絡まれてたり?」
弓枝ちゃんは声をひそめ続ける。
須賀くんは白木さんと一気飲み合戦を始めているので、私たちの内線には気づいていない。
「まあ、ね」
「やだ!最悪!ね、倫子さん。週何度かは私と外食にしましょ?安い定食屋さん見つけたんだ」
「あ、ホント?助かるなぁ」
私たちは火曜と木曜は外食の約束をした。
月曜は社内会議で営業さんたちが居残ってることも多いし、これで須賀くんの襲撃を週5から週2に減らせる。
あー、飲み会に来てよかった。
弓枝ちゃんに話せてよかった。
私は苦笑いをしてみせる。
「だと、いいんですけど。確かにあいつ、よく3課に行ってるなぁ。マジで倫子さんに手ぇ出す気かも」
さすが弓枝ちゃん。
去年、29歳で大学から付き合ってた彼とゴールインしたしっかり者。
よく、見てるわ。
「あ、もしかしてお昼も絡まれてたり?」
弓枝ちゃんは声をひそめ続ける。
須賀くんは白木さんと一気飲み合戦を始めているので、私たちの内線には気づいていない。
「まあ、ね」
「やだ!最悪!ね、倫子さん。週何度かは私と外食にしましょ?安い定食屋さん見つけたんだ」
「あ、ホント?助かるなぁ」
私たちは火曜と木曜は外食の約束をした。
月曜は社内会議で営業さんたちが居残ってることも多いし、これで須賀くんの襲撃を週5から週2に減らせる。
あー、飲み会に来てよかった。
弓枝ちゃんに話せてよかった。