レンタルな関係。

「レンタルってなに? どういうこと?」


「だから。要が一ヶ月ここ空けるだろ? その間だけ、この部屋借りたんだよ」


「借りた?」


「そう」


「要くんに?」


「そう」



うーん…まだよく、わからない。



「っていうか、全然わからない」


「お前、バカ?」


「は?」



なんで初めて会う人にバカ呼ばわりされなきゃならないんでしょうか。


私の頭は再び混乱し始めて。



「あああたし、何にも聞いてないもんっ、要くんに」


「どうやらそうみたいだな」


「ちゃ、ちゃんと説明して!」


「めんどくせーし」


「じゃなかったら、出てって!」


「あー、わかったよ。わかったから落ち着けって」



そいつは。


床から立ち上がると、ベッドにストンと腰を下ろした。


まだ、腰に青いバスタオルを巻きつけただけの格好で。



後ろ手にカラダを反らしたそいつの、


背中の筋肉がキレイに隆起して。


 
――ドキンっ。


 
…としてしまったことは、

 
誰にも言えない…


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