嘘と元カレとネックレス

***




休憩室にてほっと一息ついてると、頬に硬く冷たい感触が。




「初めての一人依頼、お疲れ!」


「ありがとうございます」




上から見下ろす安西先輩。


缶コーヒーを受け取ると隣に座った。




「ちなみにネックレスどこにあったの?」


「なんか、本の間から出てきました」


「アハハ!まぁ、捨てられてられてなくてよかったな!」


「そうですね!」




先輩につられて私も笑みが零れおちた。



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