月夜の黒猫

再会







ある日の昼休み、その日は雨がシトシトと降っていた。





























?「……―――!―――っ!!?」



?「――!」



























屋上に続く階段の踊り場、そこは人通りが少なく特に雨が降っていて屋上が使われないような時に呼び出しに使われることがあった。




今日も例外なく使われてるらしい。





































女1「あんたさぁ、いつになったら自分の立場わかるわけぇ?」


女2「そぉそぉ!葵くん達に付きまとってさぁ!ウザがられてるってわかんないわけぇ?!」








そこには、過剰なほどメイクを施し甘ったるい香水を吐き気が起きそうなほどつけた女が3人―…






その女達に囲まれてる美少女…基、神崎美優がいた。



女達は美優を囲んで罵詈雑言を唱えている。












美「…私、付きまとってなんかいません!それに葵くんは従兄妹なんd《バシッ》っ!」


女3「ウザッ!口答えしないでくれるぅ〜?生意気。」


美「っ、」









それに対して美優が反論すると女の1人が美優の頬を思い切り叩いた。


叩かれた場所からは血が滲み出ている。



女の長く伸ばされている爪がかすったらしい。











女1「…うちらこの前あんたに忠告したよねぇ?痛い目見たいわけぇ?!」


美「っ」



女3「麗華ぁ?もうやっちゃおうよぉ!」

女2「そぉそぉ!」


麗「そうね(ニヤリ)」








女の中のリーダー的な人が合図すると、残りの人達が美優に迫り階段の際まで追い詰めた。











































ドンッ!

美「きゃっ!えっ…!?」




































美優は突き飛ばされ後ろに飛ばされた。



飛ばされた方向には階段がありそのまま身体が空中に投げ出される。




美優は悲鳴をあげるまもなく目を固く瞑って次の衝撃に備えた――……










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