―4月下旬。


あの撮影から約二週間でコラボ企画のカタログは完成し、うちの社にも各店舗に配る用のカタログが大量に送られてきた。

そこから社に置いておく用として一つ取り出して見てみたけれど…ほぼ、眼鏡じゃない私が写っていた。
それと何でか分からないんだけど…このカタログの評判は上々らしい…。各店で、あっという間に品切れになるほど。

もちろん、INT Interの店舗でも配布しているので両社に私に関する問い合わせも来ているとか、いないとか…。



そして…あの撮影の日の食事のあと、本当に聡さんの眼鏡を買いに眼鏡屋さんへと行った。
度なしのサンプルを色々かけてもらったんだけど…黒縁が一番似合っていたのでそれをオススメした。


すると次の日、すぐに朱里からメール。【井上さん、眼鏡かけて更にモテてる!!】っていう情報が…。
分かるよ…?それはすっごく分かる。私だって…彼が黒縁をかけた瞬間、何かのスイッチが入ったような気がしたんだもん…。




そして今日は土曜日。


なんと今日は…聡さんのお家にお邪魔する日。あの日言っていた…“手料理を振舞う”という約束を果たそうと思ったから。
でも…それだけじゃない。私にはもう一つ、大きな決意をして今日という日を迎えたんだ…―。




ガチャ…ッ



「…さぁどうぞ?」


お家の鍵の開け、そのドアを引いてくれた聡さんがそう言う。



「はい…お邪魔します…」


私は控えめにそう言ってお家の中へとお邪魔する。



聡さんのお家は…都心の駅から、かなり近い所にある高層マンションの上層階。お部屋の間取りは…1LKという感じ。
買ったものなのか借りているのかは分からないけれど、たぶん、じゃなくて…かなりのお金がかかっているでだろうと容易に想像できる。





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