合宿始まって以来の授業ボイコットに、ラストールの教師は激怒。
 直ぐに呼び出され、何時間もこってり絞られた。



 因みにフィリエルは暗黙の了解でお咎めなし。
 王族である事と、必要な勉学は幼い頃から付けられている最高の教師により、既に身に付いているからだ。


 ずるい!と自分だけ怒られる事に理不尽を感じたユイだったが、怒られただけでユイが素直に授業に出るはずもなく、教師の言葉は右から左に抜け、毎日教師達の監視の目をかいくぐり逃げ続けた。


 だが、この日は方々から国や機関の権力者達が生徒達を見に来る日とあって逃走は許されず、部屋を出た瞬間にあらかじめ部屋の前に陣取っていたバーグに捕獲、強制連行された。


「はーなーしーてー」

「馬鹿もん!
 今日だけは出てもらうぞ、カーティス!!」

「嫌ー!先生お願いだから。
 絶対面倒臭い事になるから。
 だから今日だけは見逃してぇぇ!」


 ユイの懇願は虚しく廊下に響き、ずるずるとバーグに引き摺られていく。






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