翌日、試合に勝ち残った二グループへのご褒美である、元帥と総帥の特別授業が朝から行われていた。


 授業を受けられない生徒達も、せめて見学だけでもしたいという声が多く上がったが、集中力が切れるからと元帥と総帥が拒否し、この場に居るのはフィリエルとユイのグループの者達と、ベルナルトとアレクシスとガイウスと枢機卿と教師代表のバーグのみとなっている。


「遅い!
 もっと集中して、最後まで魔力をしっかり安定させろ!」

「はい!」


 イヴォ達一年生組が順番に総帥から指導を受けている。
 口の悪い総帥はしきりに怒鳴りつけているが、怒られている本人達は至って嬉しそうにしていて、怒っている総帥の方がやりにくそうだ。



 そこから少し離れた場所では、セシルが元帥から指導を受けていた。

 学園では飛び抜けて優秀なセシルだが、流石に経験値の遙かに違う元帥から見れば、まだまだ未熟のひよっこ同然。

 しかし、元帥にしても、教えられた事を直ぐに覚える学習能力の高い優秀なセシルは教えがいがあるようで、軍での指導さながらに厳しい熱の入った指導をしている。






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