王宮から戻り、日常生活に戻った。

 ユイは王宮でレイスを諫める為に約束したデートの為、ケーキ屋に来ていた。

 この日の為に、忙しいはずのレイスはユイの好きそうなケーキの美味しい店を調べに調べ、この店に決めた。
 ユイを喜ばせたいからとは言え、宰相の仕事をこなした上でよくそんな時間が取れたものだ。

 余程ユイと二人で出掛けるのを楽しみにしていたのだろう。
 しかし………。


「今日は待ちに待ったユイとデートの日………。
 なのに……なのに、何故あなた達もいるのです!」


 レイスが体を震わせ怒鳴りつけているのはセシルとカルロ。

 ユイからデートの話を聞きつけた二人はレイスに内緒で先に店で待っていたのだった。


「良いじゃんパパぁ、俺達だってユイと遊びたいしぃ」


 カルロは猫なで声で甘えたように話す。


「ええい、気色の悪い。
 いい年した男にパパなど言われたくありません。
 鳥肌がたつでしょうが!」

「でも、ユイはパパって呼んでるだろ」

「ユイは可愛いから良いのです」




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