ヤクザの家族になっちゃった!?
第二章 新しい生活


ピピピピピピピ

朝早く、アラームがなる。

私はムクッと起きて、

三人が起きないように部屋を出た。

そして向かったのが調理場。

家政婦の一番最初の仕事は朝御飯でしょ!

って思って。

てゆうか、何人分作ればいいんだろ…

んー、まぁ、多めに作っておくか。

ってことで調理開始。

思ってた以上に大変。

まぁ、人数が人数だしね…

私は一通りの料理を作り終わると、

昨日の食事場に並べた。

ここまでで大体二時間弱。

ま、慣れればなんとかなるでしょ。


ちょうどその頃になると、

ゾロゾロとみんな食事場へ集まってきた。

時計を見ると、

7時半。

わ、やばい。

慌てて幸子たちを起こしに行く。


「三人とも!起きて!」

声をかけると幸子はムクッと起きて

ご飯…

と呟いてから着替え始めた。

美幸は寝言で王子さま…♡とか言ってる

どんな夢見てんだ…?

一番年下のはずのコウは、

先に起きてたみたいで、

着替え終わって荷物をもってた。

「コウ!えらい!」

ってぎゅってしたら、

へへへってはにかんで笑った

可愛いなぁ、もう…

そんなこんなで3人を連れて食事場へ向かう。

もちろん、急いでるからコウは抱っこ。

急げー急げー

なんて四人で掛け声だしてたら、

「今日は祝日だぞ」

って声が聞こえた。

そして目の前に現れた龍之介さん。

おはようと挨拶しながら、

あれ、そうだっけ?

なら急がなくていいじゃんね。

なんて考える。

私は3人を部屋に戻して、

制服から私服に着替えさせた。

そしてまた、部屋を出て食事場へ向かうと、

さっきの場所に龍之介さんが立ってた。

あれ、なにしてんだろ?

「龍之介さん、なにしてるんですか?」

って聞くと、

「話がある」

と一言、

ん?

なんだろ?

まぁ、お礼言うチャンスだからいいか。

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