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青春ってもどかしい
コンプレックスって、きっと誰もが持っているもので。このお話の主人公・ちーもまた、かわいいコンプレックスを抱えた、等身大の女の子。
等身大。最初から最後まで、まさしくその言葉がしっくりくるお話だなあと思いました。

ちーも、泰ちゃんも、ふたりを取り巻くみんなも。みんながそれぞれに、等身大の青春を生きている。キラキラしたものだけじゃない。そこにはほろ苦い胸の痛みも、あふれる涙も、上手く出ない言葉もあって。でも、そんなふうに一生懸命いまを生きているみんなが、愛おしくて仕方なかった。

ごめんより、ありがとう。嫌いより、好き。どんどん変わっていくちーの姿が眩しくて、コンプレックスだらけじゃない、なんて魅力的な女の子なんだろうと思いました。

主人公にはなれないふたりが主人公の、甘酸っぱい物語。ぜひ、もどかしいほどの青春を感じながら、じっくり読んでいただきたい作品です。
夢雨
15/04/14 18:53

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