ごめんね、ボクのカラダ
高熱
「先生、どうですか?」
「ん〜、早乙女さんダメですね。今日はこのまま入院してください。ご家族には連絡こちらからしましょうか?」
担当医師はしゃべる隙も与えず裕樹に言い放った。
隣りにいる看護婦が病棟に連絡を入れるため受話器を取った。
「え?このままって・・・このままですか?」

裕樹は自分の耳を疑った。
「こんな状態じゃ帰せないよ。」
< 1 / 19 >

この作品をシェア

pagetop