ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛



「昼間も入ったけど、やっぱり夜も入っておきたいよね〜」

「うん。景色いいし気候も気持ちいいし、毎年来ても飽きないよね」

「ご飯も美味しかったよねぇ。あー、明日の朝ごはんが今から楽しみ!」



夕食を終えそれぞれに過ごす中、私と雛ちゃんは中庭の日本庭園を見ながら廊下を歩き、二度目の入浴へと向かう。

すると、廊下の向かいからはぞろぞろと歩いてくる浴衣の男性陣。



「お、雛子と原。これから風呂?」

「うん。亮たちは?」

「俺らはこれから卓球大会!負けた奴がその後の飲み代オゴリで!」



先頭にいた亮さんは男性社員たちを引き連れ、へへっと笑う。ちなみにこの卓球大会も毎年の恒例行事で、男性陣は何かしらを賭けて本気で戦う。

気合十分、といった様子の彼の後ろを見れば、そこには同じく浴衣を着た青井くんの姿。


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