「だって美紅、青井といい感じでしょ?これを機にくっついちゃえばいいじゃない」

「えっ!?」

「とぼけても無駄だよー?私と亮で見ちゃったんだから。あの社員旅行の日に繁華街で抱き合う青井と美紅…」

「ちっちがーう!!あれは、そのっ…」

「その?」

「っ〜…」



からかう雛ちゃんに否定しようとするものの、あの日突然抱き締めた青井くんのこと、あの温もりを思い出すと、何も言えない自分がいた。



「…わかんない、けど…」

「美紅、顔真っ赤」



きっと耳まで真っ赤になっているのであろう自分の顔を隠すように、食べかけのサンドイッチをまた一口かじる。