それは、天気のいい日の朝のこと。



「彼方ー!おはよー!」

「みくちゃー!」



いつもと変わらぬ平日の朝、仕事へ行く支度を済ませた私は起きてきた彼方をぎゅー!と抱きしめ、きゃっきゃと喜ぶ彼方に頬ずりをした。



「今日も可愛いねぇ、天使だねぇ彼方…!」

「てんしー?」

「こら美紅、朝ごはん食べちゃいなさい」

「はーい。はいっ、彼方も彼方のお椅子に座って食べようねー」

「あーいっ」



お母さんに叱られ、私は彼方を子供用の椅子に座らせて自分もその隣へ座る。

目の前にはテーブルに置かれたトーストと目玉焼きと、既に食事を始めているお兄ちゃんとお父さん。



「いただきまぁす」



元気良く響いた彼方の声に、その場の全員の頬が緩んだ。



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ほのぼの  無愛想  身長差  同期  じれじれ 

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