いちごパンツのポートレート

チャペル

ベールを下ろし父と腕を組み、チャペルの扉の前で結婚式が始まるがを待つ…

やさしい眼差しの父が私に話し掛けてきた


「学は20年間舞衣のことを思いつづける一途な良い男だよ

努力家で親思い、私たち家族のことも大切にしてくれている

息子のように思っていた学と舞衣の結婚が決まって本当に嬉しく思う

嫁に出すんじゃなくて、息子が一人増えたと心から思える奴だからな…

舞衣…学と幸せになりなさい…」


心底嬉しそうに話しながらも、涙が滲んでいる父に私の涙腺はまた刺激される


「…あ…りがとう…お父さーんっ…」

「折角、綺麗にしてもらったんだ…舞衣、泣いたらブスになるぞ!」

「・・・・・」


うっ…
お父さんまで…

『学』と『お父さん』あなたたちは間違いなく親子になったみたいです!