──「「パパァー!おはよー!」」




朝、起きてくるなり仁に抱きつく礼斗と絢香。



絢香に至っては昨日の夜の事はすっかり忘れてしまっているみたい…。



仁は今だに気にしてるのに…




「あぁ、おはよう。」



二人の頭を優しく撫でた仁はそのままソファーに座ってコーヒーに口をつけた。



いつもは仁は午後から組の仕事に行くんだけど、今日は夜の時間を取りたいから朝から仕事に行くらしい。





「遥香は?」





「まだ寝てる。相変わらず寝起きが悪いんだよね。」





「そうか。んじゃ、起こしてくるか。」





「ありがと仁。ご飯作っとくね。」




ソファーから腰を上げた仁は遥香が寝ている寝室に向かった。



礼斗も絢香も仁に似て寝起きがいいのに、誰に似たのか遥香は物凄く寝起きが悪い。



仁が起こしに行かないとグズってしまって起きない…。




毎朝必ず、嫌な顔ひとつせずに遥香を起こしに行ってくれる仁はやっぱりいいお父さんだ。





「ママァーお腹すいたー」





「んーちょっと待って絢香。パパと遥香が来たらね。」





そんな会話をしながらコーヒーを注げば寝室から元気な声が聞こえてきた。






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ヤクザ  極道  父親  溺愛 

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