「………着きましたよ。」





気が付けばいつの間にか家についていた。





「ありがとね優志。」






「優兄またね!!」






「………では、失礼します。」







───優志と別れて家のドアを開ければ…





「遅い…。」





なぜか不機嫌な雅人が待っていた。




私と優雅が手を繋いでいるのを確認するなり…





「浮気か?」





低く吐き捨てて私を強く抱きしめた。






「はいはい、自分の息子に嫉妬しないでね。」





優しく諭せばしぶしぶだけど解放してくれた。




だけど…いまだに鋭い視線を優雅移してから…





「で、お前は何をやったんだ?あ?」





厳つすぎる声で優雅の視線を捕える。






「ちょっと雅人…!私がちゃんと説明するから…」






「優花には聞いてない。お前に聞いてるんだ優雅。
お前がやったことは仕事中の母親を呼び出されるくらいの事だったんだろうな。」







いつも優雅をふざけて泣かしている時とは全く違う低くて厳つい声に優雅の言葉が詰まる。





無言を押し通しても雅人が許してくれるわけないことは知っているらしく、言葉に詰まりながらも喧嘩の件をちゃんと話した優雅。








「───………ちゃんと相手の子にも謝ったわけだし…」





一通り話し終えた優雅に援護として言葉をかける。






「…………………。」







「子供の喧嘩だしさ、一方的に優雅が悪いわけじゃないし……」







「そうだよまさと!!こうへいくんが先にぶったんだもん!」






私と優雅がそう弁明したが…






「………馬鹿野郎………!」





雅人の怒声が響いた。




この作品のキーワード
ヤクザ  極道  父親  溺愛 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。