オレ様探偵とキケンな調査
④心のジングルベル
「う゛~…。イタイ、キモチワルイ…」


「飲めねぇくせに、あおるからだ」


「だって…帯金さんが…」


「何かしたか?」


「うっ…。覚えてませぇん…」


翌朝。


あたしが目を覚ましたのは、チェックアウトのギリ前、10:30。


「信吾さんはっ!?」というあたしの問いに「早朝、女のアパートで身支度済ませて、そのまま仲良く2人で出社」の、帯金さんの冷たい答えに、トイレへ直行。


リバースを繰り返すも一向に頭痛と吐き気がおさまる気配はなくって、それでもホテルを出なくちゃならないと、只今タクシーで移動中。
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