幼なじみはイケメン4人組
9 運命?


………

……




その後、教室に戻った私たちはいつもと同じように馬鹿なことを言い合いながら笑い合った。

それを見たマーくんはどこか安心したような顔だったし、私たちが戻るのを待っていてくれた晃太くんも、優しく微笑んでいた。



「じゃあ俺、他のクラスにもチラシ配りに行ってくるね」

「うん。 晃太くん、心配かけてごめんね」

「ううん、全然」



ひらひらと手を振って歩き出そうとした晃太くんが、ふと思い出したかのように私を見た。



「明日、結局ミサはどうするの?」

「へ?」

「誰と回るのかな、と思って」



……あ。

そうだ、全然考えてなかった。


2日目は旬ちゃんと一緒だけど、1日目は何も決めてない。



「えっとね、歩夢とは回らない。ってことは決定だけど、それ以外は全然考えてなかった」

「俺と一緒に回る? 俺、午後は暇だから。 ほどほどに奢ってあげるよ?」

「え、じゃあ行くっ」



と即座に言った私の肩を、歩夢が掴んだ。



「なぁミサっち、それはヒドくない?」

「うわ、また出た歩夢っ」

「俺だって奢るよ? 晃太兄以上に奢るよ?」


「えー……? だって歩夢と晃太くんは違うじゃん。 晃太くんと一緒の方が楽しいし疲れないもん」

「そんなこと言わずにさぁ、俺と行こうよ」

「無理」



ビシッと言った私に、歩夢は不服そうな顔。

晃太くんはどこか呆れた顔をしていたけれど、マーくんが歩夢の頭を叩いたのを見て、その顔は苦笑いに変わった。


< 106 / 220 >

この作品をシェア

pagetop