ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
薩長同盟



 1865 元治2年 慶応元年

 2月23日 山南敬助は切腹せずに済む。

 1866年 慶応2年 

 1月22日 薩長同盟が成立

  薩摩と新選組が抜けたことにより

  新選組の敵は長州ではなく幕府になり

  巡察は今まで以上に警戒していた

  弱まったとは言え…相手は幕府

 数が多い。巡察中の闇討ちが激しくなった

   

   道場にて………

    遥「円陣! 回れ右!

    これが、戦闘態勢!覚えて!

  自分の持ち場は隣の仲間と刀二本分しか開けないで! しかしこの戦闘態勢は刀を使う時のみ!!!」

  てつ「これにはどんな意味があるんだ?」

  遥「自分の背中は仲間に託す!!!

   そうすれば、後ろを気にせず目の前の敵のみに集中出来る。 これ以上離れると

  敵が円陣の中に入れる隙を与えてしまう。  よって自分の持ち場は絶対離れてはいけない! 敵は追わない……返り討ちに遭うのを防ぐため。 仲間に背中を託すのは、仲間への忠誠心にも繋がる……分かった?」

   たけ「すげぇーなー」
   
  遥「因みに……私も円陣に入るからね……

    私の命もあなた達に託します」

  てつ「はる……………………………………」

  げん「俺…この隊で良かった……」

  遥「組長として、その言葉ほど嬉しい事はない……。命に代えても……おまえ等は守る!」

    


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