ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
坂本龍馬&中岡慎太郎



  
  11月15日

   朝稽古終了後……

  土方「史実では、本日坂本龍馬が暗殺されるらしい。少しずつ史実が変わっているらしいから必ずしも本日敵が動くかは分からない。
  
   だが、本日は気を引き締めて動いてくれ。   遥……………」


  遥「はい。本日敵が動くならば夕方から夜です。しかし、警護には十分気をつけて。

  朝は谷さん。松原さんの隊で御願いします。 私は昼過ぎには近江屋へ向かいます。

   夕刻に、沖田、永倉、私の隊と交代して下さい……。 斎藤、原田の隊は援軍として、いつでも出れる準備をして下さい。

   てつとげんは間に待機しています

    伝令は確実に迅速に…………

   今日、怪我なく無事に終わったら、近藤さんが宴を開いてくれます!今日一日、頑張って下さい!」


   近藤「っっっ!!! 遥っっっ!!!」

   
  全隊士近藤さんを見つめる………………


   近藤「……………………………………

      分かった。無事に戻るように」


  遥「流石!近藤さん!

      手薄になる

    屯所をお願い致します……」

  近藤「あぁ。大丈夫だ。皆も命取られるなよっっっ!!!」

   全隊士「おぉーーーーーー!!!」


  土方「解散!着替えて朝餉だ」

  

    ーーーーーーーーーーーーーー 



  遥「総司、新八。もし、敵が多かった場合は、坂本さんと中岡さんを囲んで円陣で戦って…面子は任せるけど、攻めより守りが強い人達で…」

    総司「分かりました」

    新八「人数は」

    遥「部屋で戦える範囲で……」

  総司「食後、円陣の面子決めましょう」

   新八「あぁ。稽古付けとくか」

  総司「はい」

   遥「私達、組長と土方は兎に角部屋の前で食い止める」

  平助「俺も一人で出るわ…」

   遥「助かります。じゃあ、私達と一緒に……お願いします

   坂本龍馬が死ぬときは……

   新撰組が全滅した時です」ニコッ!

 総司「最後の一人になっても守りますよ」

  土方「相手は幕府だ……ぬかりなく!」

   幹部「はい」

   土方「遥……死ぬなよ」

   遥「お前もな」

   土方「……………………………………

     くそばばぁーーーー!!!」 

   



   
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