ツンデレ男子




そんなこんなで体育祭。


7月上旬とはいえ暑い。

8団ある中あたしたち5組は黒団。
黒色のTシャツが余計に暑さを増す


「あ、先輩あとで写真撮りましょ♪」
地味に顔の広い紗南はさっきから先輩といっぱい話してる。
いつもはおろしてる長い髪も今日はお団子で気合十分だ。

一方あたしは鎖骨まで伸びた黒髪をポニーテールにしただけ。


もう少し気合い入れた方がよかったかな、なんて思ってたりもする。



校長の挨拶やら委員会の注意事項やら何やらが終わってみんな各団の席に戻っていく



「あ、すいません」
肩がドンっとぶつかる

「あーううん、ごめんね
がんばって」
同じ団の1年生の男の子。
いまから始まる騎馬戦に出るらしかった




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