俺様な日向くんとラブバトル⁉︎
今年もよろしくな
実里side




「実里ちゃーん‼︎」



「美羽さーん‼︎」




美羽さんたちと待ち合わせの神社まで走った。




1月1日、午前12時。



今から日向姉弟と初詣。



本当は日向と2人で行く予定だったが、急遽美羽さんとも行くことになった。




「美羽さん、彼氏と行かなくて大丈夫なんですか?」



「あぁ、うん、ちょっとね……」



「姉貴一昨日彼氏に振られた……って〜…」




日向が言った直後、美羽さんのチョップが日向の頭に直撃した。



痛そう……




「こっちから振ってやったんだから‼︎あのクソ野郎‼︎」




あたし無神経なこと聞いちゃった……



美羽さんかなり怒っているよね……




「そんな気にするな、いつものことだから。」



「でも……」



「あと2、3分もすればケロっとしているから。」




あたしの様子に気づいた日向がコソッと声をかけてくれた。








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